2010/03/31
昨日に続き、新潟県 長岡駅前で路上ライブです。バスでは寝れなかったので昨夜はホテルで熟睡できました。今日は風もなく暖かくなりそうです。駅前で昨日のおじさんを見かけたのでコーヒーのお礼にビールも買いました。
今日は、午前10時半から同じ場所で始めました。防寒のズボンをはいていなかったのですが、日が差してくると暖かく、ジャンパーも脱いでトレーナーでした。
駅前は色々な人が送迎に来ています。再会を喜ぶ人、別れを惜しむ人、恋人達の嬉しい待ち合わせなどが目の前で繰り広げられます。男の子が一人やってきて歌に合わせて変な踊りを踊りだしました。曲に合わせて身体をくねくね踊らせます。曲が終わり、歌が好きなのと聞くと照れくさそうにうなずきました。子供達は素直に気持ちを身体で表現します。その子供が車に行ったり来たりしていました、お母さんと送迎にきていたようです。歌を聴きたいのでお母さんに待ってもらっていたようで何曲か聞いてから車で帰っていきました。
始めてから1時間ぐらいが声の調子が絶好調になってきますね。朝食が遅かったのでおなかもすいていないので今日も昼食抜きで行くか。
おばあちゃんと男の子が近くのベンチに座りじっと聞いてくれて曲が終わると初めて拍手をしてくれました。何曲か聞いて去っていきましたが、また帰ってきてベンチに座り拍手をしてくれました。帰り際に「のど自慢に出ればいけますよ」と言ってくれました。年配のおじいさんからも「がんばってね」と声をかけられました。
一見しただけでロック小僧のような若者が遠巻きにずっと見ています。また、学生も興味津々で立ち止まって聞いています。この街も若い人達の中で路上ライブをするような人が現れれば良いですね。
昨日のおじさんを待っていたのですがなかなか姿が見えません。そうしていると仲間の一人のおじさんがやってきました。あのおじさんどうしているのと聞くと銭湯で大声で歌っているようです。どうも来そうにないのでビールはこのおじさんにあげました。夜行バスの発車までに銭湯に入りたいと思い場所を聞いたのですが、おじさんがいつも行く銭湯は汚いのでおすすめしないとのこと、傷口からばい菌が入り足が腫れたことがあるようです。もう一つの銭湯を教えてくれましたが、入れ墨の人が沢山入っているようで、水曜日は休みのようです。どちらも敬遠したいですね、やはり銭湯はあきらめるか。ちなみにおじさん達は、私が昨日行った極楽湯は出入り禁止になっているようです。他にも沢山出入り禁止になっているところがあるようで、刀を振り回したり、拳銃を発砲したり警察沙汰は日常茶飯事のようです。警察10人に囲まれたりもしたようです。ちなみに昨日のおじさんは刑務所から出てきたばかりだと言っていました。このおじさんもあちらこちらで行きたくないのに無理矢理刑務所に連れて行かれたと話していました。話していてもそんなに悪い人達には見えないのですが、やはり運が悪いと言っていました、小さな勘違いや偏見でケンカになって警察のお世話になるようです。
このおじさんは私より4歳年上で、芸術大学を出て画家をしていたようですが絵が売れずに嫁さんにも出て行かれたようです。刀のことはすごく詳しくて刀の名前が次々出てきます。家にも日本刀を持っているようで、警察が捜索に来たが上手く隠して見つからなかったよです。
刑務所から出てきたばかりのおじさんのことを色々面倒見ているようです。そして、このおじさんホーミー(モンゴルの裏声を使った発声)がとても上手いんです。私が歌う曲に合わせてホーミーを合わせてくれます。これが違和感がないんです。良い感じでホーミーも本格的な声が出ます。ギターも持っていて興味があるのですが、馬鹿にはできないとあきらめているようです。帰り際に「悪い人に捕まるなよ」と忠告してくれました。二人とも悪い人ではないのですが、もう捕まったよと心でつぶやきました。
暖かかったけど4時を過ぎると冷えてきます。4時半に終わりましたが、指先もジンジンしながら最後まで持ちました。声もかれることなく最後まで持ちました。限界を超えていくと限界はなくなります。
周りの山は雪で白いが、近くの桜の名所も咲き始めたようで北国の春もすぐそこまで来ているようです。路上ライブは色々な人生の縮図を見ることができます。沢山の人に感動を与えることはできませんが、一人の人には感動を与えることができます。路上ライブでないと出会えない人がいます。その出会いも、二度と出会うこともないでしょう。だから、路上ライブをやめられません。またどこかの街で路上ライブしているでしょう。