リズム・キープの壁(ステーションパーク)

リズム・キープの壁(ステーションパーク)

2015/06/07
 トランペットの教則本には必ずテンポが表記されています。マルチ・トラック・レコーダー(TASCAM DP-004)にメトロノーム機能が付いているので利用していましたが、もともとマルチレコーディングするときにテンポを合せるために付いているので設定が面倒なのとスピーカーが付いてないのでヘッドフォンでないと使えません。 最近は、千円前後で小型で高機能(チューナー付き、多彩なビートパターン)な物があります。

 

 テンポをキープするのが大の苦手です。テンポがずんずん速くなります。それは良く分かっていてメトロノームの必要性は感じていましたが、アマチュアのミュージシャンでチューナーはみんな持っていますがメトロノームを持っている人はどれだけいるでしょうか。私もその一人でした。

 2月から色々と忙しくてギターもトランペットも長い間触っていません。ひと段落ついたのでメトロノームを持って午後1時に公園に出かけました。
まずはレパートリー曲のテンポの設定です。原曲にあわせてTAPボタンでリズムを刻むとテンポが数字で表示されます。ジョグダイアルで原曲にあわせて微調整すればばっちりです。3連符のリズムもあり設定をプログラムに20メモリーすることが出来ます。

 最初使っていると何度やってもリズムが狂うんです。なんだこれ壊れているんじゃないかなと思ったのですが、私が狂っていました。
少しずつテンポが速くなっています。途中でメトロノームの音を待つようになります。特に曲のサビの部分でリズムパターンが変わる曲などはひどい狂いようで自分でも唖然としました。また、今まで原曲にあわせて練習してそれに近いテンポで演奏していると思っていたのですがずいぶんとテンポが違うのには驚きました。一人での弾き語りで、バンドでの演奏は経験が無いのであまり気が付かなかったが、リズム感はゼロですね。でも、リズムが合う曲もあるのですがメトロノームとぴったり合っていると安心しますね。

 そんなこんなでメトロノームと遊んでいると、公園にはいつも小さな子供たちがペダルの付いていない自転車(足でけって走る小さな自転車)の練習に家族ずれでたくさん来ています。いつも来ているメンバーで上は小学3年生から下は保育所の年少さんぐらいまでの7~8人の子供たちとその両親です。子供たちは前回ぐらいから話したりしているので顔見知りで声をかけてきます。来週は自転車のレースがあるらしく二人が出場するらしいので練習にも力が入っています(特に両親が、子供は転んで泣いています・・・)。
その中の男の子がギターに興味があり、横に座って弾きたい弾きたいと言うので弾かしてあげましたが、みんな集まってきて僕も私もと小さな腕がギターを囲みます。

 また、おばあちゃんといっしょに来ている小さな男の子が後ろのベンチに座り歌を聞いています。古いフォークソングはおばあちゃんが熱心に聴いているようでした。歌い終わると今度は何の曲、と聞くので「どらえもんの歌」を歌ってあげると喜んでいっしょに歌っていましたが、ちょっと照れるのか声が小さかったです。次に「おさんぽ」を歌ってあげるとうれしそうにおばあちゃんを誘い私の周りを散歩みたいにかわいらしく行進してくれました。


 午後5時になったので終りましたが、全曲のテンポは確認できませんでしたがよく演奏する曲は確認できたのでメトロノームを使いリズムをキープして演奏する練習をこれからします。トランペットもずいぶんと練習していません。メトロノームを使いワンランク・アップを目指します。