2024/06/13
RAMSA WZ-DE45(デジタルマルチイコライザー)を2014年6月に中古で購入後、10年が経ちますが、メモリーのバックアップ用バッテリーを一度も交換していません。
電源を入れるとROM、RAM、BATTをチェックして異常がなければ立ち上がります。普通は電池の交換は販売店に依頼しますが、中古なので自分で交換します。
使用されている電池はBR2032の端子付きが直接基板にハンダ付けされています。
電池を外している間にSRAMに保存されているデータが失われてしまいます。そこで、いったんフラッシュメモリーにSRAMデータを書き込んでおき、電池交換後に再度SRAMに書き戻す方法があります。
この方法を試してみたのですが、LOW BATTERY VOLTAGEで書き込みができません。電池の電圧を量ると2.8Vでした。
それで、次回交換のことを考え電池ホルダーを使い並列に配線していったんフラッシュメモリーにSRAMデータを書き込んでみました。
今回はスムーズに書き込みができました。電圧を量ると3.1Vでした。
電池ホルダーはペットボトルのキャップをケースにホットボンドで固定しました。
電池のBR2032は生産が終了しているようであったとしても長期在庫の可能性があるのでCR2032を使いました。
普通環境の使用では変わりはないようです。
このデジタルマルチイコライザー1Uサイズでコンパクト、高機能でお気に入りなんですが、LCD画面上でパラメーターの設定表示が小さくて虫眼鏡がないと解りません。
使用機材と場所の違いでセッティングをメモリーに保存しているので用途に合った設定が簡単に呼び出せます。
古い電池を取り外して電源を入れてみましたが、SRAMデータは失われることなく無事に立ち上がりました。
フラッシュメモリーにSRAMデータを書き込んであるのでオートロード機能をONにしておけば、バッテリーの寿命がきて自己診断時に” BATTERY NG"になったときにフラッシュメモリーに書き込んであるデータが自動的に起動されます。
これでしばらく活躍してくれるでしょう。