2020/11/08(日)
野外ライブにいい季節です。
去年の12月に転がり込んできたYAMAHA_FG-152の修理(ネックのリセット+フレット交換+ナット、サドル作成)が気が乗らなくて長い間ほったらかしでした。
無料でもらったギターですが、ネックの元起に加えネックが弓なりに曲がっています。ネックリセットとフィンガーボードの修正が必要なため手つかづでした。
定価15,000円の安いギターで普通は処分されるようなどうしようもないギターが我が家にはよく転がってきます。
ネックを写真の圧力釜の高温スチームで外します。
15フレットに穴を開けて、高温スチームをネックジョイントに送り接着剤を柔らかくして外します。
グリーンラベルのFG-130は割と簡単に外れたのですが、ガチガチに固まったボンドでなかなか外れませんでした。
保護用のアルミ箔テープは高温スチームで塗装が白くならないように保護しています。養生テープではスチームで剥がれてきます。
なんとか外れました。
しかし、長時間高温スチームをかけたのでネックの際のトップサイドとバックが若干浮いてきたので補修します。
ネックをセット角を付けて接着します。クランプを持っていないので机の下で突っ張り棒を使って接着しています。
ブリッジの接着もこの方法です。
フィンガーボードもだいぶ削り真っ直ぐになりました。研磨したので色が剥がれたので黒のステインで色を塗りスチーム用の穴を埋めました。
フレット無しで弦を張って音を出してみましたが、なかなかいい音しています。
この後、フレットの打ち込み、ナット、サドルの作成なので一気に進むと思います。
今日のストリートライブのお供は、YAMAHA FG-130 グリーンラベルです。
このギターもネックの元起きで弦高が4mmぐらいあったので、ネックのリセットフレット交換、ナット、サドル交換をして弾きやすくなりました。
今日もみんな集まるかなと思いながら12時頃から一人ではじめました。お昼時なので人も少なくのんびりできました。
拓郎の「イメージの詩」を歌っていると女の人が前のベンチに座り聞いてくれて、演奏が終わるとオリジナルですかと聞いてきました。
若いから知らないでしょうが、古いフォークソングです。
しばらくするとイトウさんが来て、多田さん、浜田さんが来てくれました。
みんなでわいわいやっていると、お酒が少し入った還暦をむかえた男の人が喜んで聞いてくれました。
かぐや姫のリクエストがあり何曲か聞いてもらいました。
なんでも若い頃はベンチャーズのバンドをしていたとか。
次に、どんぐりを探しに来た可愛い女の子が現れました。
近くで聞いてくれるので子供向けに「さんぽ」、「ドラえもんのうた」、「森のくまさん」、「サザエさん」などを歌って喜んでもらいました。
子供が帰った後少し演奏して少し早めの3時頃に終わりました。